車いす女性とデートした話②

シリーズ体験談

前話の続き

車いす女性とデート当日、早めに到着し、行こうとしていたお店を探していたが、見つからなかった。

待ち合わせ時間が迫ってきたので、僕は待ち合わせ場所へ向かった。

※この記事、並びに他の記事で書いている女性の名前は、仮名です。

待ち合わせ場所で待っていた彼女

汗だくになりながら待ち合わせ場所へ向かうと、車いすに乗った黒髪ショートで色白、赤い口紅をした女性がいました。

彼女は改札出口からの改札の中の方をじっと眺めていて、僕が改札の中から出てくるのを待っている様子でした。 僕は1時間前に改札から出て、お店探しをしているので、当然改札の方にはいません。

改札を眺める彼女に真横から声をかける形で、

僕「お待たせしてすみません。あやかさんですか。」

女性「はい。」

汗だくで来てしまったことを誤魔化すように僕は、決めていたお店が見つけられなかった話や世間話など展開しました。

丁度、駅直結でショッピングモールがあり、その中にレストラン通りもあったので、代わりのお店はすぐに見つかりました。

レストランで食事をする中で、僕は気になっていたあやかさんの難病のことを少しづつ聞いていきました。 あやかさんの難病は生まれつき患ったもので、年齢を重ねるごとに少しづつ進行するタイプの病気でした。

彼女の過去を聞いて衝撃を受ける

マッチングアプリは以前からやっているそうで、私の前にも何人か会ったことがあるようでした。

その時に聞いた話で、僕もビックリしたのですが、ある男性にはデートを無連絡ですっぽかされ、 ある男性には「君は介護士と付き合った方が良いよ」と言われたこともあったそうです。

また、日常生活では通勤電車に乗った際に、他の乗客から「わざわざ混雑する時間に乗ってくるんじゃねぇ。」と言われたことも あったそうです。

その話を聞いて僕は、彼女が今まで生きてきた20数年間はとても辛いものだったのだろうなと 思うとともに、彼女に対して同情のような守ってあげたいようなそんな気持ちが芽生えました。

車いすに乗っているというハンディキャップはあるものの、見た目や話し方は他の人と何も変わらないのです。

別れ際に交わした言葉

彼女の強い人間性と、会話の節々に見える女性らしさに惹かれて、僕は別れ際に次も会いたいということを伝えました。

僕の申し出に彼女は、笑みを浮かべながらただ一言、「はい。」と答えてくれました。

この時の僕の言葉が、どんなに軽はずみで愚かなものだったか、この時は知る由もありませんでした。

To be continued

今回のお話はここまでです。

読んでいただいてありがとうございました(^人^)感謝♪

このお話の続きは、「車いす女性とデートした話③」で書いていきたいと思います!

次回のお話で、このシリーズは最後になります。

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